アジア就職は挑戦しやすい?その理由と魅力を解説

近年、経済成長が著しい「アジア」。

海外旅行で行かれたことがある方も多いのではないでしょうか。

「アジア」と一言で言ってもたくさんの国があり、それぞれ気候も風土も風習も言語も全く異なります。

そんなアジアでの海外就職が最近注目を集めているのをご存知でしょうか。

特に注目を集めているのがASEAN諸国である「東南アジア」。

近年では多くの日系企業が東南アジアに進出しており、海外展開を図っています。

日本でもグローバル化が急速に進んでおり、海外市場の必要性が重視されています。

それに伴い現在、海外で働く日本人は年々増加しており、平成30年時点での海外在留邦人数は137万人を超えているのです。(外務省発表/海外在留邦人数調査統計より)

将来を考える学生の方も、海外就職したいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし現実はアメリカやヨーロッパでの海外就職はハードルがかなり高いのが現状です。

そんな中でも東南アジアの場合は海外就職も現実的に考えられるのです。

そこで今回は大注目のアジア就職について、挑戦しやすい理由と魅力を中心に解説していきたいと思います。

目次

アジア就職の魅力と挑戦しやすい理由

海外就職を目指す方にとって、東南アジアでの海外就職は比較的ハードルが低く挑戦しやすいと言えます。

アジア就職の魅力と併せて解説していきたいと思います。

物価が安く生活費が格段に安く抑えられる

アジアの最大の魅力と言えば、「物価の安さ」ではないでしょうか。

アジアに旅行した方ならよくご存知だと思いますが、特に東南アジアは物価が非常に安いです。

食べ物や乗り物、家賃など全てにおいて、日本に住んでいるよりも格安で生活することが可能です。

例えば、タイでのタクシー初乗りは35バーツ。日本円に換算すると約115円です。

マレーシアでは初乗り料金は3リンギット。日本円に換算すると約80円です。

すごく安いですよね?

食事に関してもホテルなどで高級料理を食べない限り、1食あたり〇百円という金額で充分食べることができるのです。

物理的に近い距離感

アジアは日本から距離的にも非常に近いですね。

一番近い外国である韓国は飛行機で大阪から約1時間30分、中国は約2時間30分しかかからないです。

東南アジアの場合でもフィリピンまでは約5時間、シンガポールまでは約7時間と、飛行時間を考えると10時間以上もかかる欧米に比べると断然に移動しやすいのです。

そして、近年ではLCCなどの航空会社が日本とアジア間に多数飛んでおり、安価に航空券を購入することもできます。

海外で働いていたとしても、急遽日本に帰国することも可能なのです。

近年にみるアジアの急速な経済成長

近年のアジア圏の経済成長は急速に伸びており、今や世界経済はトップの米国とアジアがけん引していると言えます。

GDP(国内総生産)の割合で見てみると、現在の世界における日本のGDPは5.8%、アジアの割合は27.9%です。

それが、2050年には日本は1.9%に減り、アジアの割合は48.1%に増加すると予想されています。

近年のGDPの伸びは日本は約1%程度であるのに対し、アジア諸国は5%以上伸びている国が多いのです。

このような状況を踏まえ、多くの日系企業がアジアへの進出をしています。

実際に日系企業は世界に約7万5000ほどの海外拠点を持っており、そのうちアジアには5万2000もの拠点があります。

全部の約70%がアジアに集まっているという状況なのです。

それと同時に現地に進出した日系企業での求人案件も多く、アジアにおいて日本人の人材は必要とされているのが現状なのです。

英語力は低くてもOKだが将来的に英語力が伸ばせる

アジアと言えども海外で働くならば、日常会話以上の英語レベルが必要になります。

ですが、アメリカなどで就職する際に必要な英語力ほど高レベルなスキルは求められません。アメリカではTOEICのスコアは800点以上が最低限求められますが、アジアであればTOEICでは500~600点前後でも働くことが可能です。

 特にASEAN諸国(シンガポール、フィリピン、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム)では、母国語は英語ではありませんが、ある程度の英語力があれば働くことは可能なのです。

もちろん業種や職種によって、求められる英語力は異なってきますので、英語力レベルは髙いに超したことはありませんが、多少なりとも英語力に不安がある方でもアジア就職は充分目指すことができる海外就職なのです。

また、アジア就職をした場合、英語力を抜群に伸ばすことも可能です。

職種などによりますが、日常会話で英語を使い社内での公用語も英語となるためです。

人間的にタフになり人として成長できる

アジアの中の特にASEAN諸国は「新興経済国」と呼ばれています。

「新興経済国」とは、日本や欧米などの先進国よりも経済水準はまだ低いものの、将来的に高い成長性を秘めた国々ののことを言います。

そのような国で働くことは日本にいるよりも、たくさんの困難や試練があると想像できます。その中に身を置くことによって人間的なタフさは自然と鍛えられるのです。

また、アジアでは日本と全く異なる人種、宗教、文化があるため、色々なバックグラウンドを持つ人とコミュニケーションを取り仕事や生活をすることになります。

その環境は語学力の向上だけではなく、人としてさらに成長できるチャンスなのです。

現地の人の考え方や風習で悩んだり困ったりすることはあるかもしれませんが、それを経験してこそ真のグローバル人材になり、自分自身の自信へと繋がるのです。

アジア就職を目指す時に心得たいポイント

いざ、日本人がアジア就職を視野に入れた時に、予め気を付けておきたいポイントがあります。

✅ある程度の英語力を身につけておく

✅母国語と英語の使用頻度を確認しておく

✅人種、宗教、気候、習慣、などを理解して受け入れる

これらを詳しくご紹介していきます。

英語力と現地の母国語

アジア就職でも現地の日系企業で働く場合は、英語をメインで使用することが多くなります。ですが、働く国や地域、企業によっても異なり、現地の母国語がメインで使用されている場合もあります。

例えばタイであればタイ語、マレーシアであればマレー語といった言語です。

その場合でもアジアで働く場合には、お互いのコミュニケーションツールとして英語が必要です。

現地の方も英語がほとんど通じますが、お互いにネイティブスピーカーではありません。

ノンネイティブスピーカー同士がコミュニケーションを取る場合には国際的な共通語である英語が大前提として必要となるのです。

人種、宗教、気候、習慣など全てを理解する

アジアと言っても国よって、民族や宗教が大きく異なります。

それに加えて気候や習慣・物価なども違い、それが生活に大きく影響します。

日本で生まれ育った私たちは非常に恵まれた環境で普段生活していることを痛感させられるでしょう。

たとえ、自分がアジア旅行に行ったことがあったとしても、住んでみると我々と全然違う感覚に愕然とすることも多いのです。

道路整備は整っていなかったり、約束の日時を守れなかったり、ゆっくりのんびりした国民性にビックリしたとしても、それを理解し受け入れることが大切です。

まとめ

アジア就職は、仕事する場所としてだけではなく、人間的に大きく成長できるという点においても非常に魅力的と言えます。

海外就職を検討する際に、自分はこれからどのような人間像を目指すのか、どのようなキャリア形成を築きたいかを真剣に考えてみることをオススメします。

今後、どんどん経済成長が進むアジアで自分自身も成長したいとお考えの方は是非挑戦してみることをお勧めします。

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