シャムの宝庫、アユタヤの魅力

みなさまこんにちは!

2019年11月下旬に私が参加したアユタヤツアーの魅力についてお話させていただきます。

アユタヤと言えばみなさんは何を思いつきますか?
山田長政や朱印船貿易というようなキーワードは知っていると思いますが、私は大学受験の科目で日本史を選択していたのでより親近感が湧きました。

バスの車窓から見えた景色は日本町で朱印船貿易において日本人が商売をしていたような跡が見受けられました。または戦国時代に浪人が暮らした様子もわかるかもしれません。


そのシャムの土地ではリゴール王国の敷地がはっきり見える柵みたいなものもありました。当時では難攻不落なリゴール(山田長政)の勢力がうかがえるようですね。アユタヤの日本町には約1500人の日本人が住んでいた中、彼が長となり六昆(リゴール)の都市を支配することになりました。この詳細の様子は前に私も少しだけ読んだことがある『長崎実録大成』に載っております。

さて、このツアーで最初に訪れたのがワット・ヤイ・チャイ・モンコンという瞑想場とも呼ばれる寺院です。この場所で有名なものが寝釈迦像ですね。日本ではめったに寝ている釈迦像を見る事はできませんが、この穏やかな表情を見ると私は南梁様式を参考にしているように感じました。アルカイック・スマイルとはまた別の微笑みかたのようで面白いと思いました。

この遺跡は広く階段を上っていくとお賽銭をする場所があります。非常に高い場所なのでお賽銭に使用したコインは落ちていきます。

次に訪れた場所が樹木に包み込まれた仏頭で有名なワット・マハタートです。

この寺院は現在、廃墟となっています。その仏頭は日本の興福寺の仏頭とは違い、アユタヤ王朝の陥落に伴い壊されてしまい仏頭だけ残ってしまい、その後仏頭を包み込むように木が成長したらしいです。この仏頭と写真を撮るとき仏頭よりも頭が低くなるように撮らなければなりません。ちなみに興福寺の仏頭は蘇我倉山田石川麻呂が建立した山田寺から治承・寿永の乱の際に興福寺の坊主が盗んだことが記録されています。

また、逆に頭が無い仏像が並んでいる場所もあります。

仏頭はもともと金箔で貼られていたらしく高価だからと外国人に売ってしまったことや、戦争で負けて奪われてしまったようです。もともとこの寺院は黄金色の寺院でした。日本で金の寺院というとみなさんもよく知っている鹿苑寺です。鹿苑寺は舎利殿の寝殿造で作られた1階以外の2、3階がそれぞれ和様と禅宗様で金箔が貼られています。しかしワット・マハタートでは舎利殿のような大きな建築物以外にも仏像の土台や背後も金色で覆われていました。

次に訪れた場所がワットロカヤスタです。ここでは最初に訪れたワット・ヤイ・チャイ・モンコンのとは別の寝釈迦像があります。袈裟を纏っているかいないかは日によるそうです。

さて、次は「アユタヤ・エレファント・ライド」です。愈々、象に乗って散歩するというアクティビティです。約10分間のライドで像もゆっくり歩いてくれます。象の上には椅子もパラソルもついているのでアラジンになったような気持ちになりました…。

次にワット・プララームという場所に行きました。ここはとても広い遺跡で最初に3つ並ぶ建築物が見えます。ここには赤い木の実が生っていてたくさんのリスが生息しているようです。真ん中にある大きな遺跡は今にも壊れそうで階段は上れないようになっています。

そして最後に訪れた場所がワット・プラシーサンペットです。ここは夜になるとライトアップされます。遺跡は他の遺跡と同じような感じでした。

ただ分かったことはタイの歴史はあまりわかっていないものが多く、記録なども残されているものが少ないようです。日本は書物がかなり残っているので歴史を学びやすいと感じました。

このツアーではイスラムから伝えられたというお菓子を食べました。ロティー・サーイマイというスイーツで一見、クレープの一種かと思ったのですが生地も違って、味は自然の甘さでとてもアローイ(美味しい)ですので是非食べてみてください!

夕飯はタイ料理を頂きました。タイカレーはピリ辛でしたがコクがあってよかったです。

★留学コラム★
今回は日本語の独特な性質についてお話させていただきます。
外国人にとって日本語はとても難しくてカッコいいと言われます。まずひらがな、カタカナ、漢字の3つも文字を使う言語という独特さが彼らにとっては驚きだそうです。

カタカナを使って文を書くと外国人の喋るようなカタコトや、宇宙人など異世界の人が喋っていることを表すことがしやすくなります。外来語はカタカナで記すことも多く強調表現や擬態語、擬音語でも使われることがあります。その概念は繊細な感覚で存在しているのでとても日本らしいですね!


また日本語は母音以外「か行」から「わ」までの文字は二つの発音、つまり二つのアルファベットでできています。ただ日本語では一文字にすぎません。私達はいつも二つの発音を一文字で使っているため外国人からとても早く聞こえるようでカッコいいみたいですね

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