留学で養う生命力・生活力

みなさんこんにちは!今回は留学で学べる英語力以外のスキルに焦点を置いて書こうと思います。留学することに不安感を抱くのは当たり前です。私もそうでしたし、今でもタイにいる時は日本よりも気を張って生きております。異国の地での生活はもちろん、一筋縄ではいきません。私は日本に帰ってきて、海外の他の大学に留学をしている何人かの友達に会って話す中でも留学で学んだことを見出せました。

 異国の地で一人暮らしをするということは今までなかった課題を自力でこなしていくということです。日本では家族、法律、文化、そして言語に守られていました。留学にはそんな保護はありません。それはまさしく自由を意味しますが、自由に比例する責任も切り離すことはできなくなります。自炊や洗濯などの家事をすることは自明の理ですが、家賃、電気代、水道代、Wi-Fi(シムカード)など日本とは違う形でこなさなければなりません。これもまた周知だと存じますが、世界共通語である英語が通じるとも限りません。(もちろん、留学をする国によります。)実際、タイでは観光地や都心部以外の場所ではほとんど通じません。家賃は銀行口座を作るところから一苦労ですが、振り込みでさえも極めて困難でした。水道代や電気代に関しても、帰国時にまとめて支払うことは可能なのかということや領収書は発行できるのか、ATMでカードが急に使えなくなった時などすべて相談、依頼、交渉などの術をとることになりますが、あまり英語は通じません。ただ、あきらめるわけにもいきませんので粘り強く、丁寧に説明するしかありません。それは留学で学べる独特の「根気」であると思いました。

 次に「交渉力」です。私が一番大変だったのは銀行や家事などではなくVISAでした。朝令暮改なタイ政府とイミグレーションの言動にある齟齬に苦しんだのです。タイ政府が外国人に対して請求する金額はVISAの発行、延長、リエントリーを含め短期的に変わります。

そのため、その不安定な設定に従うしかありませんので所持金を余分に持っていく必要があります。また、私も3回程経験いたしましたがイミグレーションの受付カウンターで間違った番号を渡されます。もちろん、3時間待ってその番号に行っても「あなたの番号は違うからこっちの番号で並びなおして!」と言われてしまいます。1回目は私も妥協いたしましたが2回目の時はさすがにあり得ないと思い、「そちらの間違いなのでそちらが責任を取るべきです。私は3時間も待ったのですから、それを補えるようにするべきです。」とかなり執拗に交渉しました。その結果、その場でVISAの手続きをしてもらいました。このようにあまりにも不条理な悪徳を被った場合に交渉する力というものが試されます。

イミグレに行く時の様子

私は日本で現在、地元の自動車教習所に通っております。私は留学生なので短期パッケージプランで入学しました。留学生だが2カ月くらいで卒業できるかと尋ねたところ、約2カ月で卒業できる予定ですと言われました。毎回欠かさず授業を受けていたのですが6月から通い始めて現在も仮免許前で止まっております。新型コロナウイルスの影響で生徒数が増える一方で授業数が減ったことが原因のようですが次、私の予約が入っている日は10月です。予約キャンセル待ちを朝一で何度か行っておりますが、なかなか受けられませんし優遇もされません。私はこれでは短期パッケージの意味がないと思い交渉しました。短期パッケージでない生徒は入学して頑張っていたのに予約が取れずに期限が切れ、免許取得せずに退学する疑いがある人が多いらしいです。ただ、その場合その自動車教習所は返金さえもしてくれないようで多くの生徒が声をあげているようです。やや長くなりましたが、留学する前の私はおそらく交渉などできず言われるがままであったと思います。留学で学んだ世の中にある数多くの悪徳に対して自分は流されず正義心を保つべきだと思ったのです。

さらに留学で学べるものは「視野」です。これはよく言われると思いますが留学することで自分の視野が広がるということです。文化や以前もソシュール説と絡めてお話した言語を学ぶことによって物事を違う見方で捉えることができるようになります。ヨーロッパの国々のジェスチャーの多さはもちろん、イギリスの人々は社会的規範にとても敏感であるとか、ドイツ人の時間厳守する文化など日本より誠実さがあると感じられるかもしれません。もちろん、文化の比較では優劣は必然するので、概念の範囲の下部が広がることもあります。男女の友情はありえないとするよく東南アジアで見られるジェンダーの社会的概念などがあります。デリカシーを重視する日本文化は「空気を読む」「感受性の強さ」などを掲げていますね。

★留学コラム★

ヨーロッパの文化と先ほど触れましたが、新型コロナウイルス拡大の今だから学べた文化もあります。スマートフォンアプリの「LINE」などで使われるスタンプは日本とヨーロッパでは特徴の差異が生じます。日本は喜怒哀楽などの表現を目で伝えることが多いらしく、ヨーロッパでは口が重視のようです。従って、日本のスタンプでは目が表現工夫で重視されています。新型コロナウイルス拡大の今、ヨーロッパの方々はマスクを着用しながらのコミュニケーションはしづらいという人がかなりいるようです。

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